ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2008.02.21

保険改正

昨日は、足利佐野耳鼻科医会という年2回行われている、恒例の会合で、佐野まで行ってきました。要するに足利、佐野地区で耳鼻科をやっている開業医、勤務医が集まって飲み食いして親交を深めるという会で、一昨日に続いて、夫婦2人で出かけました。
その時話題に出たことの中に保険点数の改正がありました。私はほとんど興味ないというか、あまり話題にしたくない分野です。大体保険点数表を見て診療の方針や内容が代わるわけじゃなし、何より点数改正に伴って、毎回高いレセプトコンピューター用のソフトを買わされる羽目になり、またそれをインストールする事務員にも手間かけてすまないなーと思うからです。しかも今度はプラス改正になるようで、小泉首相がいなくなったら急にプラスでいいのか?医療費まだまだ削減しなくちゃいけないだろ!とゆー気ががします。
その中で小耳に挟んだのが、今度滲出性中耳炎の管理料が追加になるらしい、という話。滲出性中耳炎ってのは鼓膜の向こう側に水がたまって難聴になる中耳炎で、確かに治りにくく、反復することがある。でもこういうのを作ると、漫然とただ通わせて、鼻の処置や、ネブライザーばっかりやってる病院が優遇されてしまう。やっぱ、滲出性中耳炎ってのは良くならなければ鼓膜切開をしたり、鼓膜にチューブを入れる手術をして、早くナントカしてあげたほうがいい。とゆーわけで、こーゆー改正、私は反対です。

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