007スペクター
年末のクソ忙しい合間を縫って映画見てきました。
これではない、こっちはその日はまだ、公開前だったので今度見ます。
今回見たのはコレ。
我々世代は「ダブルオーセブン」ではなく「ゼロゼロセブン」の方がなじんでいる。
1964年の日本初公開当時は「ドクターノオ」の邦題は
「007(ゼロゼロナナ)は殺しの番号」であったこと、覚えてます。
ポスターに「メクラ」とか書いちゃってる時代だったんだなあ。
ボンド映画といえば、メカと、美女と、レスラーみたいな悪役と、世界各国のロケと、アクションシーンである。
今回映画館に足を運んだ理由の一つはランドローバーが活躍するという情報があったから。
13年乗ったワタシのランドローバーもそろそろ買い替えかと思っており。
しかし、残念ながらボンドカーではなく敵の乗る車であった。カッコよかったけど。
今回、ボンドカーはやはり、アストンマーチン。かっこイイ。
ボンドカーといえば何といってもアストンマーチン。
大英帝国のMI-6の「公用車」ともなればやはりこれ、ロータスエスプリはまだしもBMWはさすがに違和感があった。
しかもメカ付き。
そして、メカといえば腕時計。
ワタシなどはこのイメージにあこがれ、大人になってからサブマリーナを手に入れもう四半世紀愛用しいる。
だが、1990年代からオメガに代わり、今回もシーマスターであった。
ベルトのデザインに過去作品に対するオマージュが感じられる。
(ネタバレになるが文字盤が赤く光るシーンも)
そして、ボンドガールは今回このヒト。
なんか、目が離れてるし体格も良くちょっとワタシのボンドガールのイメージとは違うが・・・。
やはりボンドガールのイメージといえば第一作、ウルスラ・アンドレス。
(以前はアーシュラ・アンドレスと表記されていたと思う。)
そして、ベストは「ロシアより愛をこめて」のこの方。名前知らないけど。
(「ロシアより愛をこめて」の公開当時の邦題は「007危機一発」
映画会社が「危機一髪」をあえて「一発」とシャレたことでこちらが浸透し
我々世代には「五里夢中」(正解は霧中)、意味慎重(正解は深長)とならんで
受験漢字テストの間違いやすい設問リストに加わっていた。)
まあ、イマドキの美人なのかも。
だが、ボンド映画といえば
クルマと美女を所有したい、といったかつての男子のあこがれや欲望を具現化してみせた映画であるが、
最近の若者はクルマには興味ないし、時計はスマホで時間みるし、
彼女いなくてもAKBやアニメでいい、なんていう男子が多いみたいなので、
ひょっとすると007は前世期の遺物なのかもしれない。
もうひとつ、ワタシを映画館に導いたのはタイトル。
「スペクター」といえばかつての「悪の組織」。
スペリングが「SPECTRE」で米国式の「~ER」ではなく英国綴りの「~RE」
になってることに納得。ヤハリ「女王陛下」の007なのだ。
かつては「ショッカー」や「死ね死ね団」や「虎のあな」のような「悪の組織」があって
ヒーローはこれと戦ったものだ。
今回それを期待したが、ちょっとイマイチであった。
そういえば、ジェームズ・ボンドも渋すぎて何となくセクシーさにかけるっちゅうか。
ちょっと、ジジイすぎですかね。
まさか、007マニアの高齢化に対応している?
まあ、なんだかんだ言いましたが面白かったです。
師走の毎日の忙しさをしばし忘れて
安心してハラハラドキドキできる娯楽映画の王道でした。
ところで同時上映で気になったコレ。
これって、「0011ナポレオンソロ」のリメークでは。
1960年代半ば007を皮切りに空前のスパイブームがあったわけだが
映画の007シリーズに対してテレビでは「スパイ大作戦」とこの「0011ナポレオンソロ」が大人気であった。
「スパイ大作戦」は原題の「ミッション・インポッシブル」で映画化され、
オリジナルとは、全然違う内容になり賛否両論であったが、こっちはどうなんだろうなあ。
この際、ちょっと見たいかも。
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