ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2009.01.25

2009年インフルエンザ闘病記

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 わ、私としたことが、とんだ不覚。
 火曜日の朝、あ、風邪引いたかも。
熱もくしゃみも咳もないが、何となく体の異変を感じました。
 思い当たる節はある。
日曜日の夜、酔っ払ってリビングで寝てしまい、ストーブも消え、部屋が寒くなって
ソファーの上で目覚めたのが3時前。
 大河ドラマとかで、お侍が酒盛りをする場面があると、
つい、自分も日本酒を出してきて冷でどんどん飲んじゃう、という悪いくせがあります。
ドラマで、ぐい飲みやお猪口じゃなくて、お皿みたいな杯で飲んでますよね。
あれが、カッコよくて似たような器を手に入れてからつい、やってしまいます。
あの日もそうだった・・・。
 失敗したなー、と思っても覆水盆に返らず。
昼休みは、銀行に用事があったがその後は午後の診察まで仮眠をとって回復を図ったわけです。
 しかし、夕方どんどん体調が悪くなり、
熱はなかったが「これは、ヤバイ。」と妻に検査を依頼。
結果は「インフルエンザA型」。
 何たることだ。
「インフルエンザ、流行ってますから、みんなうつらないように注意してくださいね。」
なんて、職員の前で言ってたのに・・・。
 インフルエンザになったのは5年ぶりくらい。
そもそも、私はめったにインフルエンザにならない。
 仕事柄、インフルエンザの患者さんに多く接するため免疫が相当ついて、
通常の接触ではまず感染しない。
5年前は、娘がインフルエンザになり、しかも土、日とずっと同じ部屋にいたため。
土曜日の時点で娘の検査結果が陰性だったので、「インフルエンザではない」と判断して接してたために、感染っちゃいました。
 それまでは、医者になってから予防接種などしなくても、
一回もインフルエンザにならなかったんですけどねー。
とりあえず、翌年から予防接種をするようになりました。
去年は、でもまた予防接種サボっちゃったんですが、感染らなかった。
今年は、注射したんですけどね。
 毎日、何人もインフルエンザの患者さんを診てると、
毎日インフルエンザウイルスは体に入ってきてます。
それを抗体がウイルスが増殖する前に処理してくれるので、発病には至らないわけです。
 ところが、うたた寝をして、その防御システムに緩みがでました。
インフルエンザウイルスがその隙を見逃さず、あっという間に私の体の中で増殖を開始したのです。
 しまったー、と思った時にはすでに遅い。
ウイルスの増殖のスピードは猛烈なので、抗体による処理はすぐには間に合いません。
 んで、火曜の夕方はタミフルもらって、診察は打ち切り、お風呂入ってメシ食って、即、寝ました。
まあ、抗体豊富な私の体、一晩寝れば何とかなるでしょ、とそのときは考えてたんですが・・・。
(続く)

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