女王陛下の007
ファントムⅡといえば、東西冷戦時代の西側諸国のベストセラー。
今回は、先ごろエアフィックスから最新のキットが出たばかりの
ブリティッシュ・ファントム。
だがあえて、古い、フジミのキットを中古で入手しました。
なんたってエアフィックスのファントムは定価が4980円。
それに引き換え、こっちは、1200円。
さらに、ヤスイ。
はなから、そんなに作りこむ気はないし、
エンジンとかレーダーとかない方が助かる。
フジミのこのキットのフォルムは実機のイメージをなかなか良く再現されています。
もともとアメリカ製のファントムであるが、
イギリス海軍が自国の空母で運用するために導入。
ただし、アメリカの空母に比べて手狭なイギリスの空母で運用するため
さまざまな改造、仕様変更が行われたが、
その最大の変更点はエンジンの換装である。
このぶっといエンジンはGE社製のJ79から換装された、
ロールスロイス社製。
なので、ボディはヤンキーだが、ハートはジョンブルな、
女王陛下のファントムなのである。
その意味では機体ナンバーが「007」であるのがグッときますよね。
くわえて、滑走距離の短い英空母から発艦するため、
前脚はこのようにびよよー――んと伸びた後傾姿勢になる。
これが、キモカッコいいのですね。
なんとなく、同じくイギリスのSFテレビの傑作、「サンダーバード」の
サンダーバード2号の発射シーンを彷彿させたりして。
なので、やはりこの発艦シーンで作りたかった。
ただし、発艦シーンではあるが、
このキットはパイロットが付属しないので、コックピットは無人です。(^^;
武装はスパロー、サイドワインダーてんこ盛り。
こんなに積んで短い飛行甲板から発艦できるのか、という心配もあるが、
ロールスロイスエンジンが重すぎるため、前方のウエポンベイには
荷重をかけないと、シリモチつく恐れがあったそうで・・・(^_^;)
ファントムⅡはムカシからあまり好きな機体では無かったが、
このブリティッシュファントム、正式にはファントムFG.1と呼びますが、
これだけは小学生時代、タミヤの1/100を作ったころから好きでした。
このエクストラ・ダーク・シーグレーがイイ色なんです。
さて、これを機会に今まで、保留していたファントムシリーズも作りたおしますか。
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