味スタ神話で残留はほぼ決定か
Jリーグはまだ終わっていない。
ともかく、J1残留という、レベルは低いが最重要課題が残っているのだ。
残り2戦、今日の相手はFC東京、味スタでのアウェイゲームである。
2試合を残してレッズの順位は13位。
いまだ、降格圏を脱してはいない。
いっぽうのFC東京は首位であったが、前節の引き分けで
マリノスに勝ち点差2で首位を譲り、今日負けてマリノスが勝てば初優勝が消滅する。
しかも、最終節はFC東京と横浜Fマリノスの直接対決という、
格好の舞台が準備されている。
そりゃあ、FC東京サポでなくても、
ほとんどのサッカーファン、マスコミ、サッカー関係者は、
最終節でのドラマを見たいでしょう。
みんなFC東京の勝利を望んでいる。
よって、浦和レッズにとってはこの試合に関して
世のサッカー観戦者はほぼすべて「敵」である。(^_^;)
****************************************************************************************
2019年J1第31節
FC東京 1-1 浦和レッズ (味の素スタジアム)
(前半 0-1)
(後半 1-0)
****************************************************************************************
長谷川健太監督は
「最初からガンガン行け。」
との指示を出したそうだが、
開始早々のFC東京の勢いはすごかった。
タコ殴りの波状攻撃で、次々に浦和ゴールに迫り
開始10分までで4点くらいとられていてもおかしくない展開であった。
しかし、ここはアジアチャンピオンズリーグで敗れはしたが、
決勝の2戦でアルヒラルの猛攻を受けた経験値が生きたか、
運も味方して、なんとか序盤をしのぎ切った。
正直、失点は時間の問題だと思っていた。
しかし、前半39分、先制したのはレッズであった。
左コーナーキックを柏木陽介がショートコーナーを選択。
おそらく、練習通りのプレーだと思うが
森脇が山中に流し、
キック力のある山中がこれを左足で振り抜く。
矢のようなミドルシュートはブレ球となって相手GKはこれをパンチするのがやっと。
そのこぼれ球をマルティノスが左足でけり込んだ。
今日、ひさびさの先発の左足コンビが劣勢からの歓喜のゴールをもたらした。
結果的には、後半24分、コーナーキックから決められて
1-1のドローとなったが、
この試合でダメージが大きかったのは明らかにFC東京。
首位横浜Fマリノスが川崎フロンターレに勝ったため、
勝ち点差は「3」に開いた。
FC東京はこの試合に勝っていれば、
最終戦に勝ちさえすれば逆転優勝が可能であったが、
引き分けたため4点差以上の勝利が必要になった。
加えて、オリヴェイラ、永井の両2トップがケガで退場、
最終節の出場が微妙になっている。
いっぽうの浦和は完全に降格圏を脱したわけでは無いが、
勝ち点1と、今日の他会場の結果で、
最終節で①湘南が松本に勝ち、②清水と鳥栖が引き分けたうえで
③ガンバ大阪に10点差以上で敗れた場合にのみ、
プレーオフ戦ということになった。
①②はあり得るが、まあ③は無いでしょう。(^_^;)
それにしても、現在のチーム力も、モチベーションの高さも
圧倒的にホームチームのFC東京がレッズを上回っていたと思われるが
2005年以降公式戦9勝5分けの14年間にわたって続く
「浦和は味スタでは負けない」神話は、またまた守られたわけで、
サッカーのジンクスというものはなかなかに堅固なものであるのだなあ。
コメントはまだありません
コメント/トラックバック トラックバック用URL: