ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2016.04.21

ロックとポリープ

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 当院では日帰り手術を行っているので、遠方から手術目的で来られる方も少なくない。

 

 

 

 

 

 

 先週、今週と鼻茸の手術。

 

 

 

 

 

 鼻茸、すなわち鼻ポリープを取るのには、いろんな機械を使うが、

最近のマイクロデブリッダー鼻茸を吸引しながら切除するので誠に便利。

 handopiece

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、小さなポリープはこれで掃除するとして、大きなポリープはこれでは時間がかかりすぎる。

 

 

 

 

 

 

 

 よって、昔ながらの「絞断器」というやつを使う。

 P4190006

 

 

 

 

 通称ドイツ語で「シュリンゲ」という。

「Schlinge」は「細引きなどでつくった輪」のことらしいから、正確には「シュリンゲナンタラ」なんでしょうが。

 

 

 

 

 

 

 

 先っぽの針金の「輪っか」が締まって、ポリープを切断する仕組みだ。

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 実は、当院のこの「針金」、あるモノのリサイクル利用である。

 

 

 

 

 

 

 それは何とコレ。

 P4200032

 

 

 

 

 

 

 弦交換した後のギターの「3弦」。

 

 

 

 

 

 

 これを、適当な長さに切って、滅菌にかける。

 

 

 

 

 

 

 これが、太さといい、弾力といい、強度といい、実に具合がイイ。

 

 

 

 

 

 

 かつてロックンロールを奏でた、アーニーボールが、今度は鼻茸をぶっちぎる。

 

 

 

 

 

 

 実にロックな手術です\(^o^)/

 

 

 

 

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