ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2019.02.21

チキンラーメンのない時代

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 NHK朝の連ドラ「まんぷく」は、ご存知の通り

「チキンラーメン」を開発、インスタントラーメンの礎を築いた

安藤百福氏の成功物語をなぞったドラマです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 インスタントラーメン・マニアのワタシとしては、

毎朝楽しみに見てたわけですが、

ここにきてようやく「チキンラーメン」が、

番組では「まんぷくラーメン」として、完成しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どうやら、この朝ドラの影響で、全国的にチキンラーメンが売れてるようで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そりゃそうだ。

やっぱり食べたくなりますね、食べるのにそうハードルの高い食べ物でもないし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 かくいうワタシも、先日、スーパーで購入、食べました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところで、昭和33年発売のこのチキンラーメン、

ワタシが子供のころ関東地方ではあまり売ってなかった、という記憶がある。

ちなみにワタシは昭和34年生まれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日清食品のホームページを見ても、その辺まったく記載がないのだが、

1980年代になるまであまりスーパーで見かけた記憶が無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 子供のころはラーメンとはいえ、母親が作るわけで、

お湯かけてできる具のないラーメンなんか、子供に食べさせるわけにはいかない、

と思ったのかもしれないが、

ともかくチキンラーメンが食卓に上ることはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 サッポロ一番、出前一丁、チャルメラは袋めんの御三家であり、

これらは食事としてしばしば提供され、

ワタシは「ゴマラー油」の出前一丁が好きだったので、

母に「ラーメンは出前一丁で」とリクエストしたことも覚えている。

だが、皆、鍋で煮るラーメンでお湯かけてできるラーメンはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オバQこと「おばけのQ太郎」は1965年、昭和40年からの放映で

当時ワタシは幼稚園の年長、大好きでよく見ていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これに登場する有名なサブキャラが、言わずと知れた「小池さん」。

独身男性で、年がら年中インスタントラーメンを食べている設定だったのだが、

彼が食べていたのはお湯をかけて食べるラーメンだったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これが、子供心には不思議で仕方がなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そのうち、いろいろな話を聴いて自分なりに

「かつてはお湯をかけて食べるラーメンがあったが、

いまは鍋で煮るラーメンにとってかわられた」

という結論に達し、それをずっと信じていたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1970年の万博の前にチキンラーメンの発売元でもある日清食品は

「出前一丁食べて、万国博に行こう。」

という大々的なキャンペーンを打っていた。

「チキンラーメン」ではなく「出前一丁」の販売に力を入れていたわけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、1971年発売の日清食品の「カップヌードル」の登場によって、

「お湯をかけて食べるラーメン」は「カップヌードル」ということになっていく。

当然、日清食品もこの画期的な新商品を売りまくるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 袋めんを作っていた各社もこぞって「カップ麺」の開発、販売に力を注ぎ、

カップラーメン黄金時代が到来した。

ちょうどワタシが一人暮らしを始めた浪人~大学時代である。

ありとあらゆるカップラーメン、カップ焼きそばを食べた気がする。(^^;)

だが、チキンラーメンは、無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちなみにカップめんで好きだったのは

ワンタンの入ってるマルちゃんの「激めん」と

チャーシューの入っているエースコックの「大吉ラーメン」でした。

調べたらどちらも1978年の発売。

おお、まさにワタシが大学に落ちた年、浪人してた年でした(笑)。

下宿の電気ポットで作って夜食に食べた思い出が・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、そんなカップラーメン黄金時代であったが、

ある時、例の「すぐおいしい、すごくおいしい」のCMソングにのって

チキンラーメンが、またまた市場に出回ってきたのである。

調べるとこのCMは1984年らしいから、ワタシの記憶に合致する。

1984年といえばワタシが大学6年生。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなわけで、たぶん、1969年ころから1984年ころまでの15年ほどの間、

関東地方ではチキンラーメンがあまり売っていなかったはずなんですけど、

誰か、証明してくれる人、いませんか?

 

 

 

 

 

4件のコメント

コメント/トラックバック (4件)トラックバック用URL:

  1. 1960年生まれです。
    確かに私の子供の頃はチキンラーメンは関東では売っていなかった。
    オバQの小池さんのラーメンも不思議でした。
    母に聞くと「昔のラーメンはああだったのよ」と言われました。
    私が大学生のころ、ビッグコミッツスピリッツの記事で名古屋ではチキンラーメンがまだ売っているという記事を読んだことがあります。
    名古屋は不思議な街だという記事でした。
    きっと西の方ではずっと売っていたのでしょう。

  2. […] 先日の「チキンラーメンのない時代」に対し、 […]

  3. 1962年の宮城県生まれです。
    私も子どもの頃のインスタントラーメンの記憶は、チキンラーメンじゃないです。
    やはり鍋で茹でる袋麺でした。
    出前一丁とチャルメラが多かった気がします。
    チキンラーメンを知ったのは小倉先生と同じで、だいぶ後になってからでした。

  4. 1968年東京生まれです。
    子供の頃にチキンラーメンを見たことはありませんでした。
    インスタントは専らサッポロ一番かカップヌードルでしたね。
    小学生では一人前を食べきれないのでちびろくも良く食べていました。
    かなり大きくなってから、恐らく高校生くらいにチキンラーメンのCMが流れるようになり、存在を初めて知りました。
    すぐ美味しい~すごく美味しい~というものです。
    チキンラーメンがインスタントラーメンの元祖というので食べてみましたが、あまり美味しいとは思いませんでした。
    後発品の美味しさに慣れてしまっていたせいか、駄菓子のラーメンみたいで。
    その頃には中華三昧もあって両親もわざわざチキンラーメンを買うことはなかったです。

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