ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2018.08.24

不死身の特攻兵

ちょっと前に読んだ本で面白かったのがコレ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 昨日の朝日新聞に筆者の鴻上氏のインタビューが組まれていたので

これを取り上げてみることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 旧日本軍の特攻、いわゆる体当たり攻撃は

太平洋戦争における負の歴史であるが、時に美化されて語られることもあります。

特攻兵はすべて「志願」であった、お国のために喜んで死んでいった、

と平然と語る元上官もいたわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 特攻した人たちは戦争の犠牲者というより、

体制の犠牲者といった方が良く、特攻を容認する、あるいは強要する

旧日本軍、ひいては日本国の「ムード」が悲劇を招いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 また、同じ日の朝日新聞の天声人語では

俳優の児玉清さんの疎開時代のエピソードが紹介されていました。

東京に空襲があったとの知らせに

自宅が焼けた子供の方が喜んで万歳をしたという。

これも「自己犠牲が国家の役に立つ」という「ムード」が

子どもたちに染みついていたためだと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元来、日本人には集団のための自己犠牲を美徳とする概念がありますが、

これが、災害ボランティアなどとして良い方向に作用することもある反面、

本来の自分の意志や生き方を犠牲にして「忖度」しなければならない

負の方向に作用する状況も少なくなからずあるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鴻上氏も述べていたが日大アメフト部の一件は、

まさに支配されたムードの中での「志願の特攻」だったのだなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 体育会やPTAや町内会、地方選挙や、サービス残業など、

この手の「集団への無言の帰属強要」は、現代社会の至る所にあります。

ワタシの最も嫌いなヤツです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なぜこの特攻兵は9回出撃し、生還できたのか。

読み進むと、引き込まれるとともに

日本人の持っているあやうさにも気づかされます。

大変面白いので、ご一読をお勧めします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところで、この本に出てくる「99双軽」こんな飛行機です。

だいぶムカシに作りました。

低速、旧式でおよそ特攻には向かない機体ですが

こんな機種も特攻に使われていたんですね。

 

 

 

 

 


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