ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2019.02.05

インフルエンザA型B型同時罹患について


 この間、潮目が変わった、なんて書いたけど、

また週明け月曜日は20人ものインフルエンザ陽性者が出て、

まだまだおさまっていないですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、そんな中、ワタシの友人はインフルエンザA型B型に同時罹患した、

と、フェイスブックに書いていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 迅速診断キットでAとBの両方にラインが出たそうで、

写真も出ていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、インフルエンザA型B型の同時罹患はあるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 検査キットには偽陽性(ホントは陰性なんだけど間違って陽性反応が出る)

ということが、稀にありますので、ホントはAかBのどちらかだった、

ということもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そもそも、ウイルスが競合するので、同時感染はないんじゃないか、と思って調べてみたら

ちゃんと論文がありました。

迅速診断キットでA型とB型インフルエンザウイルスの重複感染が疑われ、

RT-PCR法とウイルス分離法で確定された11例について」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なるほどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただし、この場合、どちらかのウイルスが優位になり、

他方は不顕性感染のような状態になると思われますので、

抗体は両方できるものの、症状が倍になることはないと思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 幸い、抗ウイルス薬はABの区別なく効きますので、

どっちが優位かわからなくても大丈夫でしょうが、

B型に関してはタミフルよりリレンザの方が有効、という報告がありますので、

この場合はリレンザの方が安心でしょうかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まだ、今期、当院ではB型は出ていません。

やだな。

 

 

 

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